前回の記事では、語学堂 入学申請方法の
入学書類について詳しくお話ししました。
その中の、必要な入学書類の中に、
・最終学歴証明書
(・成績証明書)
がありますが、これらは発行してもらったら
![](https://dal-korean.com/wp-content/uploads/2024/01/f10bacd2-015e-4e09-bb30-d0f8881ccd3e-1.jpg)
では、なく…
これらの書類を韓国の大学に提出する際は、
アポスティーユ認証
を受けなければいけません。
![](https://dal-korean.com/wp-content/uploads/2023/12/image-2-150x150.png)
アポスティーユって..?
初めて聞いたけど…。
![](https://dal-korean.com/wp-content/uploads/2024/01/img_9845-1-150x150.jpg)
わたし、本当にひとりで
できるのかな?
大丈夫です!
わたしも、最初はなんのことか
全くわかりませんでした。
でも!
ふしぎなもので、人間ってピンチな状況に
なると、いくらでも能力を発揮する生き物です。
(大げさ)
この記事では、アポスティーユについて
わかりやすく説明していきます。
アポスティーユ認証とは?
まず、アポスティーユについて
外務省のHPにはこのように書かれています。
「外国公文書の認証を不要とする条約(略称:認証不要条約)」
外務省HP「公印確認・アポスティーユとは」
(1961年10月5日のハーグ条約)に基づく付箋(=アポスティーユ)による外務省の証明のことです。提出先国はハーグ条約締約国(i)のみです。アポスティーユを取得すると日本にある大使館・(総)領事館の領事認証があるものと同等のものとして,提出先国で使用することができます。
![当時の私](https://dal-korean.com/wp-content/uploads/2023/06/img_4443-150x150.jpg)
………。
このような説明だけを読んで、ピン!と
来る方は少ないのでは..?と思います。
それでは、語学堂の申請書類で
必ず必要になる、
最終学歴証明書
を例に説明していきます!
ーーーーーーーーーーーーーーー
語学堂に留学を考えているAさん
![](https://dal-korean.com/wp-content/uploads/2024/01/img_9879-1.jpg)
留学を希望する△△大学(語学堂)の
HPを見ると、語学堂の入学申請に
必要な書類を一つ一つ確認。
その中に、
最終学歴証明書
(アポスティーユ認証を受けたもの)
と書かれていました。
![](https://dal-korean.com/wp-content/uploads/2024/01/img_7140-1.jpg)
![Aさん](https://dal-korean.com/wp-content/uploads/2024/01/img_9868-1-150x150.jpg)
最終学歴証を発行するのね!
でも、アポスティーユってなんだろう?
と思いながらも、翌日、Aさんは
卒業した●●大学(日本)に最終学歴証明書
の発行申請に行き、その日、無事にその場で
最終学歴証明書を受け取ることができました。
その数日後、入学申請に必要な書類が
すべて揃ったので、語学堂へ提出しました。
![](https://dal-korean.com/wp-content/uploads/2024/01/94df5238-4f45-45be-b113-b56cd59bfe43-1.jpg)
↓
しかし、数日後、△△大学からAさんの元へ
一通のメールが届きます。
「Aさんが提出してくださった
最終学歴証明書はアポスティーユの
認証がないため、再度提出願います。
△△大学 文化教育院」
実は、Aさんが提出した最終学歴証明書では、
日本の●●大学が発行した書類
||
日本の公的な書類
と証明するには不十分でした。
![](https://dal-korean.com/wp-content/uploads/2024/01/477766cd-78e9-44e9-948c-fbfe1d0fc817-1-1024x427.jpg)
では、どうすればよいか??
![](https://dal-korean.com/wp-content/uploads/2023/12/image-1.png)
そこで、登場するのが
アポスティーユ認証です。
日本以外のハーグ条約締約国に
日本で発行された書類を提出する際、
その書類にアポスティーユを付けることで
「これは日本の正式な書類に
間違いありません。」
というお墨付きを貰うことができ、
このようにハーグ条約締約国の大学への
入学手続きなども可能となります。
![](https://dal-korean.com/wp-content/uploads/2024/01/e66e8335-2099-4ad6-9a9f-420bd29d48a5-1-1024x393.jpg)
※韓国はハーグ条約締約国です。
アポスティーユ認証の手続き方法
手続き方法:最終学歴は..?
アポスティーユ認証の手続き方法は
最終学歴の学校が
・国公立
・私立
で、手続きが異なります。
最終学歴が国公立の方→2-1-1へ
最終学歴が私立の方→2-1-2へ
国公立の場合
国公立の場合はさらに下記3パターン
に分かれます。
パターン①
最終学歴の国公立大学が、
「国立大学法人(i)」に移行してる場合
⇒公証役場で公証人の認証を受けてから、
アポスティーユ認証が可能となります。
(私立の大学、高校と同じ)
↓
ケース❶へ(ジャンプ)
パターン②
最終学歴の国公立大学が、
「国立大学法人(i)」に移行していない場合
⇒書類は公文書として認められるため、
大学が発行した書類をそのまま外務省へ送り、
アポスティーユ認証が可能です。
↓
ケース❷へ(ジャンプ)
パターン③
最終学歴が公立高校の場合
⇒書類は公文書として認められるため、
高校が発行した書類をそのまま外務省へ送り、
アポスティーユ認証が可能です。
↓
ケース❶へ(ジャンプ)
公立大学法人一覧は文部科学省HPを参照ください。
私立の場合
私立の大学、高校で発行された書類は「私文書」のため、
公文書として認められません。
まず公証役場で公証人の公証を受けてから、
アポスティーユ認証が受けることができます。
↓
ケース❶へ(ジャンプ)
手続き方法:ケース❶
ステップ1
公証役場に行き、「公証人による認証」を取得する。
手数料は、
和文の場合…\5,500
英文の場合…\11,500
が、それぞれかかります。
![<span class="bold">달</span>](https://dal-korean.com/wp-content/uploads/2024/01/img_8598-1-150x150.jpg)
わたしの場合、大学から
「すべての書類は英文書で
提出する必要があります」
という指示がありました。
ステップ2
法務局で「公証人押印証明」を取得する。
※公証役場を管轄する法務局で申請する必要がある
ステップ3
外務省に直接訪問し、窓口にて
手続き、または郵送で申請する。
窓口の営業時間や外務省の住所に関する
詳細等は外務省HPをご参照ください。
ステップ4
外務省からアポスティーユを取得した
書類一式が指定した返送先に
送られてきたら、これで完了です。
語学堂へ書類を提出しましょう!
![](https://dal-korean.com/wp-content/uploads/2024/01/fbb896e9-8a3f-4c41-8cc8-f2a3244431a5-1-1024x220.jpg)
![](https://dal-korean.com/wp-content/uploads/2023/12/image-150x150.png)
ステップ1~4を、一度に
まとめてできる方法があれば
いいのに…….。
![](https://dal-korean.com/wp-content/uploads/2023/06/img_4497-150x150.jpg)
あります!!!!!
それが、
ワンストップサービスです。
(3へジャンプ)
宣言書とは?
手続き方法がケース❶の方は、
必ず「宣言書」というものが必要になります。
アポスティーユ認証を受けるまでに
・宣言書
・公証役場ー公証人
・法務局
・外務省
といろいろ出てきましたが、
さらに分かりやすいイメージとしては、
![宣言書を書いた<span class="bold-red">宣言者Aさん</span>](https://dal-korean.com/wp-content/uploads/2023/06/img_4391-150x150.jpg)
○○大学が発行した
わたしの最終学歴証明書を
証明します!
![<span class="bold-blue"><span class="bold-green">公証人Bさん</span></span>](https://dal-korean.com/wp-content/uploads/2024/01/img_9857-1-150x150.jpg)
宣言者Aさんを証明するよ!
![<span class="bold-green"><span class="bold-blue">法務局</span></span>](https://dal-korean.com/wp-content/uploads/2024/01/38ce5313-96ad-47d6-addf-c704e7640130-1-150x150.jpg)
公証人Bさんが証明した書類を
証明します!
![<span class="bold">外務省</span>](https://dal-korean.com/wp-content/uploads/2024/01/aee31946-9996-4ac2-adee-bc3e3290dba9-1-150x150.jpg)
法務局が証明した書類を
証明します!
つまり、公証役場へ行って公証人は
なにをもって公証(証明)してくれるのか?
それが、この宣言書です。
宣言書の書き方
宣言書の書き方については、
「宣言書 サンプル」などで検索すれば、
いろいろと出てきます。
わたしは、見つけた宣言書のサンプルを
まず、papago(翻訳アプリ)で画像翻訳し、
自分の宣言書には不必要な箇所を
確認してからWordで作成しました!
![](https://dal-korean.com/wp-content/uploads/2024/01/image-4.png)
赤字部分を記入した状態で印刷し、
青字部分は公証人の目の前で
・公証を受ける日にち
・自身のサイン を書きます。
![<span class="bold">달</span>](https://dal-korean.com/wp-content/uploads/2024/01/img_8598-1-150x150.jpg)
わたしのように、
・最終学歴証明書
・成績証明書
の2種類が必要な場合も、
宣言書は1枚で大丈夫です。
手続き方法:ケース❷
ステップ1
外務省に直接訪問し、窓口にて
手続き、または郵送で申請する。
窓口の営業時間や外務省の住所に関する
詳細等は外務省HPをご参照ください。
ステップ2
外務省からアポスティーユを取得した
書類一式が指定した返送先に
送られてきたら、これで完了です。
語学堂へ書類を提出しましょう!
![](https://dal-korean.com/wp-content/uploads/2024/01/1ca8304f-5abb-4637-91e9-570bfa3de208-1-1024x350.jpg)
ワンストップサービス
ワンストップサービスとは
外務省HP「申請手続きガイド_2.申請の流れ」
北海道(札幌法務局管区内)、宮城県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、大阪府および福岡県の公証役場では、申請者からの要請があれば、公証人の認証、法務局の公証人押印証明及び外務省の公印確認またはアポスティーユを一度に取得できます。このサービスをご利用になると法務局や外務省に出向く必要はありません。
つまり、
ケース❶で必要な4つのステップが
![](https://dal-korean.com/wp-content/uploads/2024/01/fbb896e9-8a3f-4c41-8cc8-f2a3244431a5-1-1024x220.jpg)
ワンストップサービスを使えば、
“ステップ1「公証役場」へ行く”だけで、
公証人による公証~アポスティーユ
まで、全てできます!
![](https://dal-korean.com/wp-content/uploads/2024/01/14af8a5d-09c0-4317-b43d-6869862f58f6-3-1-1024x456.jpg)
しかも、ワンストップサービスを
利用するための追加料金も
一切、かかりません!!!
ただし、説明にもあるとおり、
一部の都道府県が対象です。
・北海道(札幌法務局管区内)
・宮城県
・東京都
・神奈川県
・静岡県
・愛知県
・大阪府
・福岡県
にある公証役場であれば、
ワンストップサービスを利用できます。
そして、この地域に住んでいない人も
ワンストップサービスを利用することが
できます。
![](https://dal-korean.com/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4272-150x150.jpeg)
わたしも京都人ですが、
大阪の公証役場で
ワンストップサービス
を利用しました!
さいごに
いかがでしたでしょうか?
今回、記事にしたことで
わたしもさらにアポスティーユについて
理解が深まったような気がします。
それでは、また次のblogで
お会いしましょう~🌙
よろしければ、いいね👍もよろしくお願いします♡
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